イトケンブログ

マインドフルネスとかについて

museという瞑想用脳波計について

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瞑想が脳や心に良い影響を与えるのは事実として、次の課題は「どうやって瞑想するのか」になると思います。ブッダのような瞑想のプロが直接指導してくれる状況なら良いけれど、実際は一人で試行錯誤している人が多いのではないでしょうか。僕もそうです。

 

瞑想してみて、うまくできたのかどうかは、なんとなくならわかるかもしれません。しかしながら何もしないことを実践しているわけなので、雲をつかむような感覚になってしまうのは仕方のないことです。

 

最近ですが、瞑想用の脳波計なるものの存在を知りました。muse(ミューズ)というヘッドバンドの形をしたものです。これを使えば自分が瞑想できているかどうかをリアルタイムで知ることができるという代物です。

 

アマゾンで18400円で売ってました。いろいろ調べた上で思い切って購入しました。

 

スマホに専用のアプリを入れて、Bluetoothで接続します。ちなみに全部英語ですが、ほんの少しわかればなんとかなるレベルだと思います。頭へのセットのやり方とかも動画で丁寧に説明してくれます。

 

ミューズを頭につけて、いざ瞑想。BGMはいろいろ選べますが、デフォルトは雨の音です。ちゃんと瞑想できているとき、すなわち脳波がcalm(落ち着いている)の状態のときは、雨の音が小さくなり、小鳥の鳴き声が聴こえてきます。

 

気が散って雑念が増えたりすると、脳波がアクティブになって雨の音がでかくなります。ほんとに脳波を測ってるだなーと思い、最初の方はけっこー感動しました。

 

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これは自分の中ではかなり調子の良かった20分間の瞑想データ。12分間くらいは落ち着いてたけど、その後は気が散り気味になってます。このような記録を残していけるのって、瞑想を続ける上でかなり励みになるのではないかと思います。

 

ちなみに瞑想中に眠くなって、ちょっとした夢見心地になっているときも脳波はアクティブになります。やっぱり瞑想と眠りは別物なんだなーというのがわかります。

 

この記事を見つけて読むような人は、瞑想に興味を持っていたり、自分なりに実践している人がほとんどだと思います。僕もいろいろ瞑想関連の本を読んでその通りにやってみたりはしていたものの、うまくできているという実感がなかなか持てませんでした。

 

このミューズというガジェットは、ちゃんと瞑想できているという証拠を見せてくれます。同時に自分の瞑想を軌道修正したり、やめどきを教えてくれたりする先生のような役目も果たしてくれます。自分はかなり良い買い物をしたなーと思っています。

 

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買う前は自分のスマホ(iPhone11)にアプリが対応してるのか、まともに動くのかなどといろいろ心配してましたが、普通に大丈夫でした。相当古いスマホとかでなければいけると思います。英語でわからない部分はわからないままにしてますが問題ないです。

 

今後も瞑想を続けていこうと思います。ミューズを使ってみたり、使わずにやってみたりと、いろいろ試してみるのも面白いかもしれません。

 

 

 

ナンプレについて

数独とかナンバープレイス略してナンプレと呼ばれるパズル。昔からハマったり飽きたりを繰り返している感じなのですが、最近また始めました。

 

スマホナンプレアプリで、いろんなとこが出してるけど自分はEasybrainというところが作ったものでやってます。かなり使いやすいと思います。広告が少し多い気はしますが。。

 

ナンプレでしばらく遊んでみて改めて思ったのは、普通に面白いしやっぱこういうパズルゲーム、自分は好きだなーということです。もちろん、脳のトレーニングをするという目的はありました。ただ、ほんとうにトレーニングになるかどうかはともかく、ナンプレは面白いです。

 

自分のワーキングメモリの能力は、日々鍛えないとすぐに衰えると思っています。ナンプレにはワーキングメモリを鍛える効果があるとかないとか。(ワーキングメモリが高い人はナンプレが得意というだけという説もあります)とにかくナンプレを楽しく解いていれば、副産物として脳機能の向上も期待できそうです。

 

ところでワーキングメモリ、記憶を一時的に保管する脳の機能として知られていると思いますが、実際のところその役割はけっこー複雑です。メンタル的な部分とか、思考の深い部分にも関わってるみたいです。衰えたらけっこーまずい反面、鍛えたら様々な恩恵があるはずです。この辺はもう少し勉強して、機会があればまた詳しく書こうと思います。

 

話をナンプレに戻しますが、問題の難易度によっては、別の種類のパズルかと思うくらいに解き方が変わってきます。基本的には最初から埋まっている数字が多いほど難易度が低く、少ないほど難易度が高いのですが、これは一概には言えないことがあります。

 

僕が現状で一番楽しいと思えるのは中級と呼ばれている難易度です。メモを使ったり多少のテクニックを駆使して解けるレベルの問題です。初級だと単純作業みたいになってしまい、上級以上だとすごく時間がかかったり、途中で進まなくなってしまうときがあります。

 

以前、高難度ナンプレを解くための上級テクニックについてネットで調べたことがあるのですが、上級過ぎてよくわからなかった記憶があります。あまり背伸びせず、今は一番楽しめる中級程度を数多くこなしたほうが良いと思っています。それが生ぬるく感じるようになる頃には、自分なりの上級テクニックが頭の中で構築できているかもしれません。

 

ナンプレはシンプルかつ奥の深いゲームだと思います。ちょっとした頭の体操も兼ねて、趣味として続けていき、もしも良い効果を実感できたらまた報告します。

 

ローランドという人について

オーディブルでいろいろ本を朗読で聴くのが日々の楽しみというか習慣です。最近聴いているのは『俺か、俺以外か。ローランドという生き方』という本。ローランドという人、けっこー有名らしいのですが、僕は書籍を本屋さんで見かけて初めて知りました。

 

本屋さんで平積みで置いてあり、帯でガクトさんが「俺の弟分」みたいな感じで勧めていて、へーそーなんだーと思った記憶はあります。その本がオーディブル版で登場してて、本人自らが朗読してるということで興味が惹かれました。

 

サンプルを聴いてみると、声優とかナレーターとかにひけを取らないかっこ良い声でした。ホスト界の帝王と呼ばれている人だけあって、話し方とかも大事にしてるんだなーと思い、それにサンプル部分の数分だけでも面白さが伝わったので購入しました。

 

人はどれだけ生きたかかではなく、どう生きたか。彼の言葉はひとつひとつセンスが良いなと思います。人は年齢だけでは測れないんだなーということをしみじみと感じさせられました。

 

なぜか一番覚えているのが、「あなたはそんな親からもらった大事な髪の毛、ほとんどなくしているじゃありませんか」という言葉。これは朗読聴きながら笑ってしまいました。ローランド氏はブロンドのロングヘアを大切にしてるのですが、親戚で集まったとき、髪の毛を染めることを親戚のハゲたおっさんに批判されたらしい。そのときに切り返した言葉がこれで、場のほとんどみんなが笑いをこらえる状況になったとのことです。

 

そんな感じで、ルックスも言葉も異様に磨きがかかっているのがこの人です。ホストという職業にそこまで良い印象を持ってませんでしたが、ローランド氏のおかげでけっこー変わりました。仕事に対して、生き方に対して、笑えるくらい真摯に向き合っている。だから他の人が言ったらナルシストになってしまう事も、彼なら面白かっこよく言えてしまうのでしょう。

 

と、朗読を一度聴き終えたくらいで彼を讃えすぎてしまった感じではありますが。。実際、僕と生き方がまるで違うはずなのに、その言葉からは共感と感動を覚える部分が多かったです。まあ天才なんだろうけど、よく引き合いに出されるイチローみたいに、努力の天才といえる人なのかもしれません。

 

「ホストたるもの、使う言葉は常に磨きをかけねばならないと思ってるので、運転中でも良い言葉が浮かんだら車を停めてメモをとることがある」とも言ってました。僕がブログ記事を書くようになったのも言葉磨きを兼ねています。彼を見習ってやっていこうと思いました。

 

 

パワーナップとか

昼食後はなるべく仮眠をとるようにしています。楽な格好で目を閉じて20分くらいじっとします。その間に少しでも意識が落ちればラッキーかなといった感じです。意識がずっとあったとしても、やらないよりはマシで、けっこー頭がスッキリします。

 

この日中の短時間の仮眠をパワーナップと呼ぶらしいです。日本語に訳すと「力の昼寝」となり、全然しっくりきません。要は回復を目的とした仮眠ということです。

 

僕は寝るのが好きで、できれば毎日8時間以上眠っていたいと思っています。でもやはりいろいろやりたいことはあって、普段は結局6〜7時間の睡眠です。そんな日でもお昼に10〜20分の仮眠をとれば、けっこー元気になります。「15分の仮眠は夜の睡眠1時間に相当する」と言っても過言ではないのかもしれません。

 

そう考えると、1日あたりの元気に活動できる時間を増やすためには、パワーナップを導入したほうが良いということになります。単なる居眠りというようにネガティブにとらえて休まなかったら、時間を無駄にしているということになり、意識の高さが裏目に出てしまいます。

 

ちょっと話が変わりますが、僕は「がんばる」という言葉に対してあまり良いイメージを持っていません。「無理をする」とほぼイコールに考えてます。さすがにあらゆる努力が不要だとは思いませんが、がんばっていると感じるのであれば良い努力とはいえないのではないでしょうか。

 

とはいえ例えば親が子に「よくがんばったね」と言うシチュエーションとかには感動を覚えたりします。自分が子どもだった頃の記憶と重なるのかもしれません。きっと何かをがんばっていて、誰かにそれを認めてもらいたかったのでしょう。

 

僕の経験上、がんばっても人に認めてもらえることはあまりありません。これは努力の方向が正しくないからだと思います。他人にとって大事なのは成果であって、その過程におけるがんばりや苦労ではありません。

 

しんどい思いをしても報われません。適度に休んで適当にやることで、結果としてすごくうまくいったりするのだということです。これは無理をしがちな自分に言い聞かせるために書きました。

 

瞑想について

日課にしていることの一つに瞑想があります。瞑想の効果について、科学的な根拠が取り上げられることが今は多いので、僕としては嬉しい限りです。

 

瞑想をすることで得られる効果として言われているのは、心の疲れがとれる、不安感が軽減される、思考能力が高まる…などなど、良いことずくめです。

 

グーグルの会社でも瞑想の研修があるらしいです。それについて書かれた『サーチ・インサイド・ユアセルフ』という本が面白かったです。僕としてはもう一度読みたいなーとずっと思っている本です。

 

一口に瞑想といってもいろんな種類があるのですが、「マインドフルネス」という言葉を使っていこうと思っています。厳密にいうとマインドフルネスとは瞑想それ自体を指す言葉ではありません。マインドフルネスの状態になるために、瞑想という方法もありますよ、みたいな使い方が妥当なのかもしれません。

 

マインドフルネスとは仏教ベースの瞑想法を研究して現代風にアレンジしたもの、というのが僕の見解です。宗教的な部分を排して、あくまで科学的なものとしているので、現代を生きる人間全員にとってとっつきやすくなっています。

 

宗教的な「神が、仏が、宇宙が〜」みたいな話になってくると、普通の人は敬遠したくなると思います。でも科学的に脳に良いとか健康に良いとか説明されれば、興味を持つ人も多いのではないでしょうか。

 

僕は初期仏教に関心を抱いていて時期があり、アルボムッレ・スマナサーラ長老の本をよく読んでました。ベストセラーになった『怒らないこと』に書いてあったことに「私は怒っていますではなく、私の中に怒りがある、と考える」というような説明がありました。これは似ているようで違います。

 

こういうのを確かメタ認知というのだと思います。怒っている自分に気づくとか、自分が今何を考えているのかを考える、とか。我思う故に我ありみたいな。要は自分自身を客観的に観る能力を鍛えるのが大事だということです。その訓練になるのが瞑想です。

 

スマナサーラ長老の本の中でもかなり大好きなのが『自分を変える気づきの瞑想法』です。僕が瞑想に興味を持ち始めた時期に読んだ本で、刷り込みじゃないけどとても影響を受けています。サマタ瞑想とヴィパッサナー瞑想の2種類に区別しているが特徴だと思います。この違いについては機会があったらまた語るとして、マインドフルネスというのは両方の要素を持っているというふうに僕は考えています。

 

マインドフルネスとは、今のこの瞬間をありのままに受け入れること。それは脳を休息させるという効果があります。簡単にまとめるとこんな感じでしょうか。瞑想に限らず、効果を実感するためには「長時間よりも長期間」というのがあります。これからも続けようと思います。

 

 

本を朗読で聴くことについて

僕は2年ほど前からオーディブルというサービスを利用しています。本を朗読で聴けるというものです。毎月1500円で1冊好きな本を選べて、もっと読みたいときはさらにお金を払って朗読版の本を買う、という仕組みです。ちなみに買う場合は基本1500円よりも高いと思っていい。

 

この値段設定を高く感じる人は多いのかもしれません。でも書籍1冊をプロのナレーターとか声優とかが朗読するわけで、時間にしたら5時間とか10時間とかになります。それを考えたら採算をとるだけでも大変そうだし、サービスとして成立してるのもすごいのかなーと僕は思います。

 

オーディブルを使うようになってから、例えば車の運転中は基本的に本を聴いています。そのぶん全体的な読書量が増えました。また、活字の本を読む気力がないようなときでも朗読なら聴けたりします。

 

朗読スピードも調節できます。僕の場合、普段は1.5倍速にしています。もともとの速度が少しゆっくりに感じることが多く、このスピードにしたほうがむしろ頭に入りやすいと感じています。6時間で朗読されている本が4時間で終わるという計算になります。

 

自分が調子いいと思えるときは、2.5倍速以上で聴くこともあります。聞き取るのがやっとの早口で本が進んでいくけど、それが何というか普通に理解できるという特殊な状態になれることもあります。ただ、これをやるのは既読の本に限定しています。未読の本だと「わかったような気になった」で終わってしまうような気がするからです。

 

オーディブルで聴けるような朗読版が出ている書籍は、増えてきているとは思いますがまだまだ少ないです。この本を誰か朗読してくれないかなーと思うときがよくあります。

 

それに、ナレーターの声や読み方というのもすごく大事です。ここはこだわりだすとキリがないので、聴き手側としては素直に受け入れるしかありません。とはいえ、どうしてもこの声は自分には合わないな、と思うことがあります。そこはサンプルを数分間聴くことができるので買う前に判断することは可能です。

 

最近思ったこととしては、ベストセラーのビジネス書のオーディブル版が出ていたので興味を持ったのですが、サンプルを聴いてみたら朗読がベテランの女性でした。上手か下手かで言えばかなり上手な部類に入るのでしょうが、僕としては男性の低めの声で聴きたいような本だったので購入を見合わせました。

 

逆に、今現在で男性の声で朗読されているような本を、女性版が欲しいという人もいるかもしれません。今思ったのですが、名作文学を声優さんがアニメ声で一冊読んでくれるとかだったらかなり需要がありそうです。たぶんいろいろお金かかったりして実現が難しいのでしょうけど。

 

そんな感じで本を朗読で聴くことについていろいろ語ってみました。読書に対する考え方がかなり変わるかもしれないので、オーディブルなりオーディオブックなりを一度体験してみることをおすすめします。

禁煙について

『僕たちは習慣でできている』という本には、参考になることがいっぱい書いてあったように思います。一度習慣になってしまえば、行動を起こすためのエネルギーをあまり使わなくなるので、今現在では無理と思えるようなことも難なくできるようになるかもしれません。

 

僕はちゃんと構成された長い文章を書ける人をうらやましく思います。でも実際に書き続けている人というのは、それが習慣になっているからこそ無理をせずともそれができるのでしょう。

 

習慣にするためには毎日それをやり続けることが大事です。しかしよく言われる『3週間続ければ習慣になる』の3週間というのはそれほど根拠のない数字らしいです。内容によってはすぐ習慣になるようなものと、なかなかならないようなものに分かれるらしい。

 

ちなみに、今まで習慣にしていたことをやめるときも、一定期間意識して「やらない」を続ける必要があります。

 

僕はここ1ヶ月ほどやっていないことがあります。それは喫煙です。タバコを吸うのをやめました。こんなふうに禁煙したのは、今回が初めてではないのですけど。

 

電子タバコへの切り替えには成功していました。「プルームテックプラス」という、低温加熱式のタバコを1年くらい吸っていました。普通のタバコを吸う人にとっては少々物足りなく感じるようなものでしたが、においがほとんどないので愛用していました。

 

有害成分もほとんどないとのことでしたが、これはどこまで信用してよいのか謎です。どちらにしても、吸えるタイミングを見計らっては吸っていました。

 

この電子タバコ、ペン回しの要領でくるくる回すのにちょうどいい形をしています。1ヶ月前、喫煙所で吸いながら合間にくるくる回していました。ところが指から離れて飛んでいき床に激突してしまった。打ち所が悪かったのか、壊れてしまいました。

 

定価4980円もするものだし、また買うのも馬鹿みたいだと思ったので、そのとき一緒に吸っていた知り合いに「もうやめる!」と宣言しました。それから1ヶ月ほど経った今もまだ吸っていません。

 

著名人とかでタバコを1日1本〜数本の楽しみにしている人がいて、そういうのに憧れていましたが、僕には不可能です。全然吸わないようにするか、嫌になるまで吸うかのどちらかです。

 

というわけで、全然吸わないようにしたのです。数日間ほどはタバコがないという喪失感、大事なものが足りないという気持ちに悩まされたものの、どーせ電子タバコ本体がないのだからという諦めの気持ちで乗り切りました。2週間ほど経つと、これまで喫煙を習慣にしていたことも忘れるようになりました。

 

そもそも僕は忘れ物をしやすい人間で、普段から持ち歩くものはできるだけ少ないほうがいいのです。出かけるときの必需品は財布、スマホ、鍵くらいにしたい。そこに電子タバコ一式も仲間入りしていて、いちいち忘れないよう気をつけるのが面倒でした。今ではそれがいらなくなったぶん、持ち物確認も楽になりました。

 

そこまで詳しくは知りませんが、今後さらに喫煙に関する法律が厳しくなっていくらしいです。僕はこのタイミングでタバコから離れられてよかったと思います。こればっかりは他人からやめろと言われてやめれるようなものではありません。喫煙者の方でこの記事をたまたま読んだとしても、じゃあやめようとはおそらくならないと思います。

 

無理にやめる必要はないし、タバコは大事な文化でもあると思っています。ただ、僕はやめる良い機会ができたからやめてみた、という自分の話をしてみました。